矯正歯科

床矯正

床矯正

床矯正は、取り外し可能な矯正装置(床装置)を用いて、歯並びや顎の成長を改善するお子さまの矯正治療法です。
お子さまの成長期に適した治療法で、永久歯が正しく並ぶためのスペースを確保したり、顎の形を整える目的で使用されます。
従来の固定式矯正(ブラケット矯正)に比べると負担が少なく、矯正期間中のケアもしやすい点が特徴です。

成長期のお子さまの歯並びに不安がある場合、早期の治療が将来の複雑な矯正を防ぐカギとなります。
お子さまの歯並びで気になることがあれば、是非ご相談ください。

床矯正の特徴

1.取り外し可能な装置

床矯正装置は食事や歯磨きの際に取り外せるため、虫歯や歯周病のリスクが軽減されます。
また、装置自体のお手入れも簡単です。

2.顎の成長をサポート

成長期にあるお子さまの顎の発育を促し、自然な形で歯が並ぶためのスペースを確保します。

3.低コストかつ負担の少ない治療

従来の固定式矯正に比べて治療費が比較的安く済みます。
また、矯正力が弱めに調整されているため、痛みや負担が少ないのが特徴です。

4.早期治療が効果的

乳歯から永久歯への生え変わりの時期(6~12歳)に適しており、このタイミングで治療を始めることで、抜歯を回避できるケースが多くなります。

メリットとデメリット

メリットとデメリット

メリット

  • 顎の成長を自然にサポートし、抜歯のリスクを軽減できる
  • 取り外し可能で、食事や歯磨きがしやすい
  • 痛みが少なく、お子さまでも続けやすい
  • 固定式矯正に比べて費用が抑えられる

デメリット

  • 装置の装着時間を守る必要がある
  • 自己管理が必要で、装着時間が短いと効果が得られにくい
  • 装置に慣れるまで、違和感を感じる場合がある

治療の流れ

STEP 1

初診とカウンセリング

並びや顎の状態を診察し、床矯正が適しているかどうかを判断します。
治療計画や費用についても詳しく説明いたします。

STEP 2

装置の作成

お子さまの歯型を取り、それに合わせた床装置を作成します。

STEP 3

装置の装着と調整

完成した装置を装着し、使用方法や注意点についてレクチャーします。
装置にはスクリューが付いており、少しずつネジを回すことで、装置を調整していきます。

STEP 4

定期的な通院

治療の進行状況を確認し、必要に応じて装置を調整します。
定期的な通院(1~2ヶ月に1回)が必要です。

STEP 5

治療の完了

目的とする歯並びや顎の形が整った時点で、床矯正治療は終了します。
その後は保定装置を使い、歯並びを安定させます。